加害者請求の場合の流れ

まずは加害者請求の流れですが、自賠責保険会社または加入している任意保険会社の窓口に行き保険金請求書類一式をもらいます。次に、書類を損害保険会社(組合)へ自賠責保険(共済)の請求書類を提出します。提出した書類を参考に、損害調査が行われ損害保険会社(組合)に調査結果が報告されます。調査結果を参考にし、損害保険会社(組合)が支払額を決定、請求者に自賠責保険金が支払われるようになっています。

ポイントとして、加害者請求を行う場合は賠償金を先に支払っておかないと自賠責保険の支払いは行われません。どうしても賠償金の捻出が難しい場合、被害者に御願いをして被害者請求をしてもらう必要があります。

被害者請求の場合の流れ

本来ならば、加害者や保険会社が代行してくれる自賠責保険の請求手続きですが、さまざまな理由から被害者自身が保険会社に直接請求することもできます。被害者自身が直接請求するには、書類などが数多く必要になり手続きの手間もかかるのでかなり面倒です。まずは、加害者の自賠責保険会社を調べる必要があります。もし相手から聞くのを忘れてしまった場合は、交通事故証明書を取得することにより加害者側の自賠責保険会社を知ることができます。

次に、相手の保険会社へ連絡し必要な書類を送付してもらいます。必要な書類を用意したら、請求先の自賠責保険会社に提出すれば完了です。被害者自身が直接請求することにより、自分に有利な書類を提出しやすくなります。そのため、事前認定よりも納得できる等級結果に繋がりやすいというメリットがあります。