自賠責保険の請求には加害者請求と被害者請求がある

交通事故を起こした際に、加害者や保険会社からの連絡を待っているが一行に連絡が来ない、またはなかなか賠償金の支払いをされずに困ったという話を聞いた方もいるのではないでしょうか?実は、自賠責保険の請求には加害者が保険会社に連絡するだけではなく、被害者側から直接保険会社に請求ができる「被害者請求」という制度があります。

交通事故の加害者になった場合に自ら行う加害者請求と、交通事故の被害者になった場合の請求の方法と、それぞれの一連の流れについてご紹介していきたいと思います。

自賠責保険の請求に必要な書類一覧

自賠責保険を請求する際に、加害者請求・被害者請求のどちらであっても必要な書類を提出しなければなりません。提出書類は以下の一覧の通りです。

必要書類備考
自動車損害賠償責任保険支払請求書自賠責保険会社から送付されてくる書類一式に含まれている
交通事故証明書警察署、自動車安全運転センター事務所などで申請
事故発生状況報告書自賠責保険会社から送付されてくる書類一式、事故の発生状況について詳しく説明する
医師の診断書、診療報酬・通院交通費明細書、添付看護自認書または看護料領収書後遺障害の場合は別途「後遺障害診断書」、死亡の場合は「死亡診断書または死体検案書」が必要
休業損害証明書勤務先に作成してもらう、過去の収入を証明するために源泉徴収票の添付が求められることもある
印鑑証明書、戸籍謄本本人証明をするための書類
その他の書類事故による怪我の状況、請求内容によって必要になってくる書類